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2008年8月

入賞者発表

アシアフは若手作家育成の奨学金的な意味合いで出品作家の中から入賞者7名を選んで賞品を進呈することになっていたのですが。

日本からは泉麻衣子さんが入賞しました。

3名に送られるビエンナーレツアーが賞品です。500万ウォンの賞金でシドニービエンナーレ、光州ビエンナーレ、上海ビエンナーレ、シンガポールビエンナーレ、横浜トリエンナーレのうち3ヶ所を選び2週間程度のツアーを光州ビエンナーレのオフィスが手配してくれるそうです。

おめでとうございます!

まだホームページに入賞者は発表されてませんが、これが賞の詳細です。

>http://asyaaf.chosun.com/html/en_award.html

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8月8日 帰国

最後の最後までアシアフは見事にほったらかしだった。期待していたわけではないが海外ゲストとアシアフスタッフの会食も何もなかったなぁ・・・と思いながら、早々にホテルをチェックアウトして空港に向かうことに。

ホテルの前のリムジンバス乗り場の近くで偶然インドの大学教授にばったり会い、帰国することを告げると「インドに遊びに来い、絶対連絡してくれ」と言ってくれた。こういう出会いがあったことはうれしい。

あっという間に日本に戻り、アシアフのホームページを見て英文のミスを発見。何度も訂正を依頼するが未だに直されず・・・。

後は作品販売状況がどうなっているのか、売れなかった作品の返却は、最終日に発表されるプライズがどうなるのか、気になる点がまだまだある。

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8月7日 若手作家の共同アトリエへ

他に参加しなければならない行事もなさそうなので、友人のキム・キラ氏に誘われて、梨花女子大近くに新しく出来た共同アトリエに行くことにした。

「図画書」(ドファソ)という名前のこのアトリエは、今年4月にオープンした床面積200平米ほどの元カフェ(クラブ?)を改装した共同アトリエで、現在10数名でシェアしているそう。

キラ氏やその友人の30代作家を中心に、下は大学を今年卒業したばかりの20代から上は40代までが集まっている

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真ん中が吹抜け空間になっていてその周りの上と下に各作家の作業空間がある。

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オープニングイベントとしてパーティー、展示、パフォーマンス公演をしたそう。大家さんの好意でかなり格安で借りていて、今後3年間オープンスタジオやレクチャーイベントなどさまざまなアートイベントに活用していく予定。

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今年弘益大学を卒業したばかりで、すでに専属契約を商業画廊と結んだ作家たちもここで活動している。

韓国ではオルタナティブとコマーシャルが渾然一体となってエネルギッシュな状況を生み出している。作家たちはマーケットにも敏感で、現在のアートバブルに対しては好意的に受け止めながらもそこで消費されている作家たちには批判的な眼を向けている。韓国アート界が世界の中で一過性のものとして消費されてしまうのではなく、確固たる地位を確立して評価されるにはどうするべきなのか、自分の作品がただ高く売れさえすればよいわけではないということもしっかり考えている点に感心させられた。

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8月7日 再び会場風景 その2

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韓国作家の作品はあまりにも多く、来ている人も多いのでとてもじっくり見て回れるような状態ではなかった。このキューピーの絵画には赤丸シールが付いている。

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階段部分にも作品が吊るされていた。作家本人の希望だろう。

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数少ない映像作品のひとつ。海外作家の映像作品は二つのプロジェクターでループ上映されていたが、韓国作家は1作品に付きひとつのモニターが用意されていた。

この作品は全身タイツの下に風船が仕込まれていて、一組の男女が交互に相手の風船を膨らませていき2人とも次第にパンパンに膨れてなっていくというもの、映像のスピードが調整されていてテンポが良かった。

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こんな工芸作品も置かれていて違和感を感じたが、これは立体作品の括りで出品されたのであろうか?

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初日には売れていなかった、割りと静かな印象の絵画作品。この日には完売していた。

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8月7日 再び会場風景 その1

オープニングやレクチャーで疲れ果てた初日は早々にホテルで休み、翌日再び会場を見て回った。やはり世話をしてくれる担当者などはいないので初日も勝手にホテルに帰り、2日目も勝手に会場に行った。

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チケット売り場にも人だかりが出来ていた。入場料は2000ウォン(約210円)。

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昔のソウル駅の正面玄関にチケット売り場があり、入り口は右側に回りこんだところになる。この正面から見える部分の内部空間がこれになる。

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アシアフの最初の部屋となっている。この部屋のペインティング作品は特によく売れていた。意図的に売れやすく見栄えの良い作品を集めているように見えた。

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2階の回廊から見下ろしたところ。回廊部分には韓国作家の彫刻展示がされている。彫刻・立体作品はちょっと古臭い印象の作品が多かった。

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その2に続く

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8月6日 会場風景

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レクチャー終了後にもう一度会場を回ってみた。2階の海外作家の部屋を覗くと入り口からすでにこんな状態。

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大勢の人が見に来ているだけでなく売れている作品もちらほら。売約済みの赤丸シール、交渉中の緑丸シールがどんどん貼られていく。海外作家の部屋はそれほどでもなかったが韓国作家の作品は目の前でどんどん売れていった。

もちろん親戚などが買っていく「ご祝儀売り上げ」も多いだろうが、入り口横にある販売サポート窓口には長い行列まで出来ていて、係員を連れて作品を買う人たちの姿を至る所で目にした。

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作品の横でなぜかギター演奏しながら歌う人もいた。たぶんここのエリアの出品作家だと思われる。

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午前中にオープニングセレモニーをした入り口空間にこれだけの人があふれていて、軽食が置かれていたコーナーではすでに子供向けワークショップの開催されていた。

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8月6日 レクチャー

韓国に到着する前に送ってもらった招待状には、私のレクチャーは初日6日の午後1時からとなっていたのだが、会場に行ってみると変更になっていて6日午後3時ということだった。

オープニング後、会場を回っていると主催の朝鮮日報の記者から取材を受けることに。インドの教授はどこかに消えてしまってつかまらないので残り3人で会場の片隅に座って一人ずつコメントをした。

私は「これだけの大きさの会場にこれだけの作家数を詰め込んで熱気とパワーを感じられるイベントだが、作品をしっかり見られる展示状況でないのが残念。」

「韓国作家はカラフルで割りと派手目の作品が多い印象。モチーフに人物が多く見られ、人物の表現も空想的だったり物語的というよりは現実の自分自身の姿や身近な願望を反映している内容が多い印象を受けた。それ以外にも日常の道具など生活にまつわるモチーフがほとんどで抽象的な作品はあまり見られないのが特徴的だった。今の韓国作家の興味を素直に反映しているのだろう」

「今回は販売するという目的があったため、もしかすると販売を強く意識した作品が多かったのかもしれないが、若い作家にはそれ以外の表現にも果敢に挑戦してもらいたい。」

といった内容をコメントした。

ここで気が付いたのが、海外から来ているゲストを世話してくれる担当者が誰もいない状態。オープニングセレモニーの最中も荷物を預かってもらえる場所もなく、何時にどこに行かねばならないのかとか昼食はどうするのかなどまったく連絡がない。

昼食はもしかしたら会食の場が用意されているのかもしれないと思っていたのだが、そんな様子もないので勝手に外に出て食べることにした。が、その前に一言誰かスタッフを捕まえて今後の予定を確認することにした。

すると「さっきのレセプションの軽食を食べなかったのか?レクチャーは始まる前に奥の会場に行ってくれたらよい」と1階奥(会場図面左端)のレクチャー会場に連れて行ってくれた。会場から出て戻るときにはどうするのか聞くと、ようやくビジターパスをくれた。これで安心して会場外で軽く昼食をとって台湾キュレーターのレクチャーをちょっと覗いた。

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前に立ってプロジェクターも使わずに話し続ける台湾キュレーター。会場には出品している台湾作家も何名か来ていた。彼女の次が私なのでレクチャー途中で裏に引っ込んで少し準備。

私のレクチャー時間少し前になってようやく通訳の女性も到着。私はプロジェクターを使うので前のレクチャーが終わるとすぐに持参したパソコンとの接続を確認し、話す場所もプロジェクターの横で座ってすることに。

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これはレクチャーを始める寸前に通訳の子が撮ってくれた会場の様子。思ったよりも人が集まっていた。開始寸前にざっと話の内容を通訳に説明して、主催者側からの紹介も案内も何もないまま時間が来たのでレクチャーをスタート。

前半は名古屋のアートオルタナティブについて画像を見せながら紹介。+Galleryはもちろん歴史を追って70年代の8号室、80年代のASG、90年代からのN-mark、dot、キワマリ荘など、名古屋はアーティストランなどのオルタナティブな活動が盛んであることを紹介。やはり画像で紹介するので皆興味深く見てくれた感じ。

後半は日本のアートフェアについて、名古屋コンテンポラリーアートフェアやNICAF~アートフェア東京、アート@アグネスやアート大阪など現在日本で開かれているアートフェアを画像や来場者数、売り上げ金額なども分かる範囲で紹介。日本のオルタナティブな活動がアートフェアに参加している例をボイスプランニングやAANの例を挙げて紹介。

コマーシャルギャラリーが参加するアートフェア、主にアーティストが主導するオルタナティブな活動、横浜トリエンナーレや越後妻有トリエンナーレなどの巨大アートイベントが日本では動いているというまとめで終了。話が終わった後にはいくつか質問もあって来てくれた韓国の人たちの関心の高さを知ることが出来た。

しかしちょっと通訳のタイミングや言葉の選び方など気になって、話がスムースに出来なかったことを反省。逐次通訳の難しさを実感。次の機会には話を切るタイミングを事前にちゃんと打ち合わせねば。

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8月6日 日本作家展示 その3

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福井雄一郎

あまり良い状態のライティングでなかったので、ここからまた少し調整した。キャプションも付いていない状態だったので担当者を呼んでなるべく早く付けてもらうように依頼。

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泉麻衣子

この作品は通路にあって人がぶつかりそうになることも多かったが、その分注目されやすい場所で、背景の壁が白くないので作品があることも分かりやすかった。

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木村充伯

ブース内のコーナーに2点置かれていた。床のコンディションがあまり良くないのが残念。

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伊東里奈

古い建物の重厚な壁飾りの横に展示されていた。

日本作家の作品はこのようなごちゃごちゃしたブース展示よりはもう少し空間を取ってすっきりと見せる方が効果的だと思える作品が多かったが、作品が作家の手を離れてアートフェアに出品された以上、こういった状況で展示されるのも仕方ないことだろう。

しかし一般的なアートフェアがギャラリー単位で最善の展示を目指すのに対して、このアートフェアでは展示作業を主催者側に託してしまうしかなかったためにちょっと残念な展示になってしまった。

できれば各国の推薦者が展示作業に立ち会って、相談しながら設置するのがベストだっただろう。

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8月6日 日本作家展示 その2

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右:内藤祐子

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山内亮典

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三輪布巳子

この3人はかなり詰め詰めで展示されていたがブースの内側なので空間的には見やすくなっていた。

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山本祐理子(?)

映像作品はHの部屋の隣の狭い空間で上映されていた(全体配置図のHの左側の細長い二つの小部屋)。二つのプロジェクターが置かれていて、それぞれ複数の作品が順番にループ上映されていた。

今回名古屋以外の日本作家がほとんど映像作品だったので思ったより多くの映像作品が上映されていて、全ての作品を見ることは出来なかった。だから上の画像は山本さんの作品なのかどうかまで確認できないまま覗いた時に上映していた作品を撮影したもの。

その3へ続く

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8月6日 日本作家展示 その1

2階の海外作家の部屋に。一番広い部屋以外のブースはかなり詰め込み過ぎの印象。海外作家は韓国作家よりも一人当たりの出品数が少ないのでさらにごちゃごちゃした感じの展示になっている。しかも国別に分けて展示するのではなく、海外作家の部屋の中で4カ国の作家が混ぜて展示されている。

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吉田知古

この屋根のようなデザインの仮設壁が全体的に使われている。ところどころにこのように着色が施されたり、模様が書いてあるところもある。

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設楽 陸

狭い空間に数多くの作品が展示してあるのでこのように段掛けされたり、他の人の作品と密接したりと必ずしも良いコンディションで展示されているわけではない。

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森田佳奈

通路側に展示された大きな平面作品は引きがあまりない状態だが、人間の目はうまく出来たものでそれでもちゃんと全体を見ることが出来る。しかしカメラではちょっと難しい。

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山下拓也

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荒木由香里

立体作品の展示台も急遽準備したような感じでお世辞にもきれいとは言えない展示台だった。

その2へ続く

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8月6日 開場

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いよいよ会場に。テレビなどの取材陣と一緒に展示総監督のユ・ジンサン氏と会場を回っていく。最初の会場はソウル駅の正面入り口から入った広い吹抜けの空間でかなり大きな空間なのだが所狭しとブースが立てられていて作品がたくさん飾ってある。通路は狭いし人は多くてまともに作品が見られる状態ではない。

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韓国作家の展示室は作家ごとにエリアが作られていて、各作家2~5点くらいの作品を展示している。やはりほとんどが平面作品で色合いが鮮やかな印象だ。

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天井にはこんな照明もぶら下がっていて年代を感じさせるが、建物の至る所が老朽化していて展示空間としては多少みすぼらしい感じもした。

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2階に行く階段から通路にある彫刻作品を見る。通路や階段などにも韓国の若手作家の作品が設置されている。

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これが会場の全体図。建物全体を使っていて、海外作家は2階部分のHのみに集められている(オレンジっぽく表示された部屋)。海外作家以外の展示は会期半ばで全て入れ替えられるので相当の手間だ。

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8月6日 オープニング

朝ホテルに昨日のスタッフが迎えに来てくれるということでロビーで待機。インドの大学教授、台湾のキュレーターと挨拶を交わしてタクシーで会場のソウル駅旧駅舎へ。

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旧ソウル駅舎は東京駅を設計した建築家の片腕だった建築家と神戸の異人館を設計したドイツ人建築家の共同設計。ソウルの史跡に指定されいている。しかし周辺にはホームレスが大勢暮らしていて社会問題にもなっている。

会場に入るとオープニングセレモニーの準備の真っ最中。

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この正面の幕はテープカットの後で除幕式のように外されて、メインの入り口が現れるという趣向。

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この飲食が並べられたコーナーはオープニング後には子供ワークショップ会場に。

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お偉いさんたちの挨拶の後、私も前に引っ張り出されて白い手袋をはめて金色の大きなはさみでテープカットをしていよいよ会場に。

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8月5日

ソウルに着くとアシアフ事務局から男性が一人出迎えてくれていた。「迎えに来なくても自分でホテルまで行けるのに」と言うと、「他の国のゲストの方も順番に空港に着くので、私はここで待機していて皆さんをそれぞれホテルに行くバスに乗せるんです。他の方はもっと遅い時間に到着ですのでバスに乗るところまでご案内します」と、バスの切符をくれて乗り場まで連れて行ってくれた。

他の国から誰が来るのか聞いてみると、日本からは私ひとりで台湾から2名、インドから1名の合計4名ということだった。その4名が8月6日と7日にそれぞれ2名ずつレクチャーをするということらしい。

ホテルに向かうリムジンバスの中で、現在オルタナティブスペース・ループで個展を開催中のキム・キラ氏に電話して会う約束をする。個展会場で待っていてくれるとのこと。キラ氏は2003年に+Galleryで個展を開催、+Galleryプロジェクトのサポートメンバーでもある新進気鋭のアーティストだ。

ホテルにチェックインして翌日のレクチャーのまとめを少ししてから地下鉄に乗って弘益(ホンイク)大エリアに向かう。ホンイク大の芸術学部は名門として有名で、大学周辺エリアにはギャラリーやカフェ、ブティックなどが集まっている。もちろん焼肉店も。

ループに行くとキラ氏、ディレクターのソ・ジンソク氏、+Galleryでも個展をしたアーティストのイ・ヨンベク氏たちが待っていてくれた。

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展示は4階建てのループの地下1階・1階・2階カフェ部分の3フロアーを使った大きな個展で、今回の展示のための架設壁作成に100万円ほど自分で負担したそう。意気込みがすごい。

ループ周辺の作家や関係者たち総勢10名程度で焼肉店へ。翌日のレクチャーを気にかけながら2次会に移動してアート談義や今の韓国アート界の様子などを深夜2時近くまで話した。

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オープニングへ招待されることに

7月末に突然アシアフから「オープニングに出席して、レクチャーもしてもらえませんか?」と依頼される。オープニングのわずか10日前のことだ。

招待でオープニング出るのはもちろんかまわないし、実際の会場を見られるのでありがたいのだけど・・・50分間のレクチャーを10日前に依頼されるとは思わなかった。しかもすぐにレクチャータイトルを知らせろということだった。

そんなに急に言われても何も準備はないのでとりあえず「名古屋のオルタナティブアートシーンの歴史と現況」について話すことにして、それだけではアートフェア関連イベントとして出席者が物足らないだろうからと日本のアートフェアについて調べられる範囲で色々調べて紹介することにした。

私はアートフェアの専門家ではないが日本から招待されているのはどうやら私だけのような感じだったし、レクチャーに参加する人たちはたぶん日本の情報を知りたいのではないかと思われたので短い時間の中で色々とデータを集めて準備をした。

そして慌てて航空券を予約して8月5日にソウルへ発った。

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ホームページ

7月末になってアシアフのホームページにようやく内容が掲載された(それまではトップページのみ)。

ところが作家紹介のページを見てびっくり。大学名は間違っているし作品画像の縦横比が妙になった状態で掲載されていて、一人の作家は掲載自体されていなかった。

即連絡して修正と追加を要求。作家追加と大学名修正はされたが作品画像の比率は修正されないまま・・・。

オープン後の8月9日に英語版のページが出来上がったのだが、そこの作家紹介を見てまたびっくり、あれほど言って韓国語版を修正してもらったのに英語版でまったく同じミスをしている。またまた修正を要求するが未だに修正されず・・・。

http://asyaaf.chosun.com/

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アシアフの準備

アシアフサイドからは作家紹介して欲しいとのことだったが、全てにおいて説明不足だった。

「作品画像と作品説明、作家経歴などの資料を送って欲しい」と頼まれたので推薦作家に連絡してデータを集めて送ったら、「これから審査委員が審査して出品作家を決めて、また連絡します」との連絡が来た。

推薦してくれと頼んでおいて審査?といぶかしがっていたら「全員通過しました」と連絡があり、やはり海外からの推薦は全員出品なのかと思っていたところ「これから最終審査があります」との連絡が。

問いただすと前の連絡は1次審査で、最終審査で出品作家が決定するという。「それなら最終審査が終わってから連絡をくれたら良いし、そもそも全員出品させてくれたらよいじゃないか」と連絡したが組織として動いていて色んな偉い審査委員の先生もいて勝手に変更は出来ないとのこと。

結局最終的に16名推薦して13名が出品することに。

出品作品も「資料画像の中から審査委員が選ぶのでそれを出品してもらいたい」と一方的に通告が来て、はじめて最初に送った画像の作品から出品作品を選ぶことが判明。最初にそういった説明はまったくない状態で参考資料程度と思っていたのでまたまた戸惑いながら色々文句を言うが、もうどんどん進行していて最初からやり直せるわけでもないので各作家と出品作品の調整。

作品を決定し、価格を決定し、作品を集めて輸送会社に託して発送。輸送会社も最初に打ち合わせていた会社と集荷の日程まで決めて作品を集め始めていたところで急遽別の会社に変更となり大慌てで書類や日程調整をしなければならなかった。

今回は作家推薦から作品集荷にいたるまで名古屋造形大の協力がとても大きかった。

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アシアフ

韓国ソウルで開催される、Asian Students and Young Artists Art Festival (ASYAAF・・・アシアフ)の協力依頼を受けたのが今年の5月末。

今年から始まった若手作家を紹介して作品販売するアートフェア形式のイベントということで名古屋からは+Galleryプロジェクトが名古屋地域の推薦を担当することになった。以前から交流を続けているソウルのオルタナティブスペース・ループを通じての依頼なので当然快諾。

このアートフェアの主催は韓国の大手新聞社・朝鮮日報と政府の文化体育観光部で、旧ソウル駅舎を使って開催。旧駅舎は2004年に新駅舎が出来てから鉄道駅としては利用されていない。複合文化芸術空間にする計画があるのだが昨年ファッションショーが行われたくらいでそれほど活用されているわけではないらしい。

アシアフは大学生・大学院生・30歳以下の若手作家の作品を紹介して作品を販売するイベントで、もちろんメインは韓国の若手作家なのだが、日本、シンガポール、台湾、インドの作家も参加(最初は中国も参加予定だった)。ポートフォリオ審査があって通過した作家が実際に作品を展示販売する。

会期は2008年8月6日から17日までで、会期を2部に分けて韓国作家は入れ替えされる。名古屋からは13名が参加。他の日本作家は武蔵野美大がほとんどで、合わせて21名の日本作家が出品している。

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